元旦に引き続き、天気予報で晴れマークのついていた土曜日を狙って檜枝岐に向かった。
深夜11時頃にテニスコートの駐車場に到着した時には、クルマは1台もなかったが、それから自分が出発する6時までの間に、12台ほどになっていた。元旦と違って、活気がある。
暗いうちに先行したパーティがあり、基本的にはスノーシューのラッセル跡を追うことになる。
林道のショートカットを登りつめ、積雪期ルートの谷をトレースどおりに登る。スノーシューのトレースは、最初から尾根にあがっている。
谷を半分ほど登ったところで、先行者が左の尾根に上がらずに、谷の右を苦労して直登しているのが見えた。
自分は、経験的に尾根に上がったほうが絶対に楽だという判断なので、ラッセルして尾根にあがった。そこには、スノーシューのトレースがあったが、残念ながらスキーでその跡を追うのは困難で、ヤブの中をラッセルで上がることにした。
旧アンテナからブナ林に入ったところで、先行する3人パーティが見えた。ブナ林の中は、使えるところはトレースを追い、追えないところは自分でラッセルしながらオオシラビソ林に入るあたりで先行者に追いついた。しばらく後をおっているうちに、後発の2人に追いつかれ、彼らが先頭になった(実際には、その先にもう一人いた)。
ガンガンラッセルして進む若い人が休憩して先頭を交代し、その後は次にいたテレマーカーがスキートレースの先頭になる。
久々に燧ヶ岳が見えた気がする。
森林限界を越えると、さすがにテンションがあがる。
駒の小屋の下の斜面に、先行者の落書きがあった。なんという余裕!
ここまで上がると、風の影響で積雪量も変わり、雪も若干硬くなるので沈み方が浅くなる。しかし、そこそこに消耗しているので、進めそうでもペースは上がらないわけで。
3番手で登頂。風が冷たくて、長居できない。
雪面は、ウインドパックのハードとソフトのまだらで、それなりに苦労するも、快心のターン。
結局、そのままガンガンと森林帯へと入っていくも、雪が深すぎて緩斜面は進まず、ちょっとした登り返しに苦労した。