平成31年2月16日土曜日。
東京でアート鑑賞と某OB交流会参加。
東京ステーションギャラリー「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」から日本民藝館「柳宗悦の「直観」 美を見いだす力」そして、東京オペラシティアートギャラリー「石川直樹 この星の光の地図を移す」へ。
3本鑑賞。
アルヴァ・アアルト(フィンランドの建築家)展は、もう少し軽めの展覧会かと思っていたが、見応えがあった。
曲線の使い方が、なんとも絶妙であり、アアルトの工業製品のデザインは、現在の北欧系の家具にそのまま現れているという解釈で良いのか。
家具のデザインにしても、多くの示唆を受けた。
東京駅で昼食のあとに、おそらく学生時代以来の京王井の頭線で、駒場東大前に移動。
日本民藝館。初めての訪問。
建築やってたら、今まで見てないって、どういうこと、みたいな。もっと早くに訪問しているはずの場所。まあ、設計屋じゃないんで。
やはり、空間というものは、写真見てても何もわからないといってもいいくらいに、打ちのめされた、そんな感じ。
展示されている美術品よりも、民藝館の建物と、西館の柳宗悦邸の建物そのものに打ちのめされた。
そして思うのは、自分の中の「内なる美意識」は、良いものに触れることによって、間違いなく高めていくことができる、ということ。
経験、学習。テレビやインターネットで何かを知ることもそれなりに知識となるが、やはり現場で実物を見る、体験するということは、その先の人生を変えるほどに、大きな意味を持つと実感。
時間配分を気にしながら、井の頭線で明大前駅に行き、京王線に乗り換えて初台で下車。降りてすぐの場所にある東京オペラシティ、そのアートギャラリーへ。
「石川直樹 この星の光の道を写す」
開場の、「東京オペラシティ」。
空間の構成が、「なんかその気になる」いい感じ。
建築物が持つ力の一つは、その空間そのものが、ひとの感性を刺激し、モチベーションを高めることである。
アートギャラリーは、規模としてはそれほど大きくはなかったし、石川の写真も、アートとして見ると、インパクトの大きいものがたくさんあるというよりも、割とありふれたスナップを大きくした感じだったが、まあとにかく、お客さんが多かった。年齢層は30代が多いという雰囲気。7割は女性か。
オペラシティは、この次は音楽鑑賞で行ってみたい。
京王線で隣駅の新宿に出て、山手線乗り換えで高田馬場へ。
このパターンの乗り換えは、学生時代に何度か経験して以来なのだが、人混みがすごすぎて、「オレは新宿嫌い」確定。
東京駅の混雑とは、明らかに異質な緊張感。
そういえば、遅ればせながら、この度スマホの「Suica」デビュー。新幹線から全て「ピッ」で通過の衝撃。
もう、新幹線の切符買うことはないだろう。