明け方から午前中に、大型の台風14号が近づくという予報だったので、昨夜は早めに就寝した。
そのせいもあり、2時ころに目覚めて、台風情報を知りたいということもあり、ラジオ深夜便を聞き始めると、ショパンのピアノ曲。2時台のショパンの演奏はすっかり聞いた。眠りながら。で、3時台の「にっぽんの歌」は、全く記憶がないので、耳に入らない眠りに入っていたのだろう。そして、問題の4時台。
夢の中で、ラジオを聞いていた。夢の世界は、ひとつのストーリーとして動いていて、その中にいる自分が、ラジオを聞いていて、その番組がラジオ深夜便の「明日への言葉」。同じように眠っていて、3時台は完全に放送内容を覚えていないのに、4時台の話は、眠っていない自分がラジオを聞いているのと同じくらいに、内容を覚えていて、しかも、即座にアマゾンのキンドル版で小説を2冊購入という結果に動いた。
話していたのは、小説家の窪美澄。聞き手はアンカーの柴田祐規子。ちなみに、この日のアンカーは男性の声で松井さんという方。3時台の記憶がまったくなく、4時台の放送は夢の中で、しかも内容を詳細に覚えているということは、脳が「声」に反応していたということだろうか。
日曜美術館を担当している柴田祐規子さんは、私の中ではNHKアナウンサーの中で一番好きで、ファン歴30年と言っても良い。落ち着いたテンポと声質が、私の好みの中でど真ん中に位置しているという感じ。ということもあり、眠っているのに聴覚が目覚めて、夢の中に声を入り込ませて、内容をほぼすべて聞いているということになったのだろう。30分過ぎには、しっかりと脳が目覚めて、放送を聞いていた。ちょっと、なかなかない体験であった。ここまでスイッチの切り替えがはっきりとわかるのは、脳が、よほど重要な情報であると認識したからだろうか。
小説は全く読まなくなっていた私が、キンドルで2冊購入。
「夜に星を放つ」と「晴天の迷いクジラ」。
ところで、台風14号が近づいている気配が、あまりない。暴風域に入っているはずではあるが、5時50分の現状では、まだ平穏。