楽山舎通信

わたじん8の日記です

2019年1月3日 ネコマスキー場でゲレンデ滑り初め

今シーズンも、星野リゾートのネコマ・アルツのシーズン券購入したので、タイミング見てゲレンデ通い。12月31日に続き、今シーズン2度目。

それよりも、ひょんなことから、今シーズンはゲレンデ専用の板とブーツを買ってしまい、それの初ライド。そもそも、スキー場のゲレンデ滑るようになったのは、ここ数年のことで、それまでは完全にバックカントリー専門だったので、ツアーブーツとツアー用の板を使い続けてきた。自分でゲレンデ用のセット買ったのは、高校生時代以来という、ずいぶん古い話になる。ちなみに、台鞍山スキー上の麓に住んでいた時に、ゲレンデ用のお古とブーツを譲り受けていた時代があったので、僅かな期間はゲレンデスキーの時代があった。しかし、あのころのロシニョール4Sと、今の板では、これはもう、全く違うスキー板であると、言わざるを得ない。今の板は、技術的には昔のような苦労することもなく滑れるという、素晴らしい時代である。しかし、スキー場に、あの頃のような人はいない。このままでは、どんどんスキー場閉鎖になっちゃうんだろうなというのが、スキー場に通い始めた理由のひとつでもある。もうひとつは、山岳滑降にしても、基本的な滑降技術は反復によって確かなものにしておかねばならないという、50台半ばになっての意識変化からである。

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今までのオールマウンテンBC板が

ATMIC DRIFTER 164cm  128-95-117

K2 WAYBACK     170cm  126-96-116

今シーズン購入したゲレンデ板が

K2 IKONIC          170cm  121-80-109

セミファットから見ると、普通のカービング板という感じ。ピステの上では、あまり太さが必要なくて、バタつきも嫌な感じだったので、細身の板を購入したわけ。

ところが、この金具付きの旧モデルディスカウント板に、今使ってるツアーブーツ使おうかと思ったら、「対応しません」という答えが来て、これまたアウトレットのスキーブーツを大阪のタナベスポーツから購入。26.5しかなくて、他のツアーブーツは、これまで27.0だったので、きょっときついが履けなくはないという感じ。

 

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今年のネコマは、一番長いフード付き高速リフトの運行がなくて、ちょっと残念だけど、基本的にディープコースかエキサイトコースなので、実際には大した問題はない。

スキーの方は、雪質が「上達した」と感じるレベルのきれいな圧雪だったので、スキーの良さがどの程度だったかは、いまいち感じられず。しかし、スピードは恐ろしくアップしたような気はする。

さて、今年は何回行けるのだろうか。

 

2019年1月2日 地元でMTB走り初め

正月休みは1月2日で4日目。

これほど天気に恵まれた冬休みも、珍しい。あだたらスキー場までクルマで上がれるだろうかと、夜明け前にクルマで偵察に行ったのだが、そこで三日月と金星の大接近に遭遇し、iPhoneで写真撮りまくりなんだけど、さすがにうまくいかない。

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肝心の道路はというと、MTBでもクルマに迷惑かけそうという感じの圧雪凍結で、諦めた。

そんなわけで、里山ライド

 

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今年の干支、イノシシのヌタ場になっていると思われ

 

 

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このあたりに狙いをつけて、マウンテンバイク乗ってるのは、恐らく、歴史上で見ても自分しかいないだろうと思われる。すこし大げさな話ではあるが。

原発事故による放射能汚染からの除染作業で、思わぬ場所の整備が進み、あちこち面白い状況になっているのが、今である。しかし、その一方で、除染で一度整備した作場道などが、また藪に埋もれ始めていくのも、今である。

下刈り機入れて、勝手に整備してもいいよと言われれば、オレがやるのだが、そういうことは可能だろうか。今度、市役所の農林課に聞いてみようか。
 

 

会津駒ヶ岳スキー登山2019年1月1日

2019年1月1日、自分の中では割と恒例行事となっている、会津駒ヶ岳登山に出かけてきた。

今シーズンの降雪は、全国的に平年より遅れ気味で、少雪だったが、年末の29日あたりまでに、檜枝岐は全国のデータで3位となる120センチの積雪量となった。ちなみに、酸ヶ湯温泉肘折温泉が上にいる。

天気予報を見ると、正月の9時から12時あたりに、檜枝岐には珍しく晴れマークがついていた。これは行くしかなかろうと計画し、いつものように大晦日の午後9時ころに出発。

南郷に抜けてから、雪景色がいつものような豪雪地の風景となる。ちょうど、元朝参りに出かける人たちが移動する時間と重なり、集落の近くでは思いのほか、人が歩いている。道路が狭くなってるので、慎重に通過。舘岩に入って、道路の真ん中になんかいるなと思ったら、シカだった。しかもカモシカじゃなくてホンシュウジカ。融雪剤を舐めに出ていたのか。大きい個体3頭は、なかなかの迫力であった。

会津駒ヶ岳登山者用の駐車場は、きれいに除雪されていて、クルマは一台もなく、午前1時ころに就寝。

6時スタートの予定だったが、真っ暗だったということもあり、6時半ごろに駐車場をスタート。登山口に行くと、トレースがついている。びっくり。就寝中に一台クルマが増えていたが、そのクルマからの足跡ではなく、別の人のトレース。

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登山口

スキーで登りだすも、最初の橋を渡ってからの風景にショック。

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雪がない林道

たどっていける雪がなく、板を外す。この時期、自分が足を運んでいる中で、ここまで雪がついてないのは初めてのことだった。流水が結構激しく、これでは全部溶けてしまうだろうなと実感。いつもと水の量が違うのか。

流水エリアを抜けると、やっと普通のスキー登山開始。トレースをありがたく使わせてもらう。杉林の中を抜けるショートカットのルートは、雪のない時に埋まりきらない水路も埋まっていて、積雪が足りないという状況ではないので、雪のない林道は、今シーズンの特殊な要因によるのだろう。上の方で水路が崩壊しているのか、そんな感じ。

 

雪上に、プロペラ付きの種子を発見し、しばし観察。帰宅してグーグルで調べると、シナノキの種子であるとわかった。自然観察系では常識か。

 

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シナノキのプロペラ付きの種子

雪が足りなくて谷沿いの冬道は登れないかと危惧していたが、普通に十分に雪がついている。先行者のトレースは、自分が登る場合と若干違うが、そのトレースを見て、これはかなり通い慣れた登山者のモノで、自分よりも数段ランク上の人だろうなと。最初は単独なのかと思っていたが、ストックリングが微妙に二人分にも見え、さすがにソロでこの深雪のラッセルではないのかと。けっこうな急斜面での切り返しは、雪が深いと非常に苦労するが、それをラッセルしながら切り返す先行者の実力は、相当のものであると想像。

いつもは、沢状を登りきらずに左の尾根状にあがるのだが、トレースは沢の右側に巻きながら登っていく。そっちで行くと、最後の突き上げの急斜面に苦労するというのが自分の経験だったが、登り上げずに、途中で一度左側にトラバースし、雪庇の切れ目から尾根に乗り上げた。いやほんと、このルート工作だけでも、かなりの経験者なのだろうなと。

 

風もなく、順調に旧ヘリポートを超えて、ブナ帯の登りへ。トレースを一歩外すと、膝下まで潜る。なかなかのラッセルを強いられる。

ペースは遅いが順調に高度を上げて、1800mを超えて森林限界の上へ。さすがに風が出てきて、トレースは途切れ途切れになる。ペースが遅かったが、1時までに下山開始できれば3時には下山完了だろうと、脚に疲労ためないようなスローペース。

駒の小屋の右を通過して、肩から登りに入ると、視界が少しわるくなる。トレースはずっと右手にまっすぐ伸びていたが、ここは左手の端を基準に登るのが自分のスタイルなので、トレースとは別にラッセルでピークへ。手前でGPSをオンにして、正確な山頂の位置を確認して、最短で登る。

 

登頂しても、人の姿はなく、下りのシュプールもなく、どこへ消えたのかと。稜線上を大戸沢方面に行ったのか。この深雪の中を。

山頂は寒くて視界もあまり良くなく、シール剥がしてさっさと滑降開始。

豪快に、といいたいところだが、雪が深すぎて浮いてこない。これは、高度下げると登り返しが大変だなということで、なるべく高度を維持したまま、登路と同じように駒の小屋ギリギリの場所を通過し、そこから再び滑降開始。しかし、このあとの2つの小ピークを超えるのに、シールなしではどうにもならず、森林帯にはいってからを含めると3度のシール脱着。この時間が、微妙に痛い。

 

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トド松の樹林帯

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ブナ林

goproの動画撮影は、5秒で強制終了の連続。なんだけど、現状PCの空き容量が追いつかないので、このぐらいでいいわ。で、そこから数枚キャプチャ。

 

ヘリポートしたの日陰の谷の急斜面。実にすばらしいパウダーで、力技でショートターン決めてきた。最後は気合いないと滑れない。

14時5分。下山完了。

 

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Google Earthでエッジ130によるGPSログ展開

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高度と心拍数とスピードのプロファイル