楽山舎通信

わたじん8の日記です

自分の身体を知る GARMIN INSTINCT 使っているが

登山やサイクリングが趣味の私が、「心拍計」を取り入れたのは、ロードバイクに乗り出した2009年のことだろう。バイクにつける「サイコン」サイクルコンピュータ、速度や距離を表示する小型のメーターに、「サイクリンク」というシマノ製の新製品を導入した。これは、心拍数を計測表示記録できて、パソコンでそのデータを管理できるという、たぶん当時としては「最先端」的なサイコンのひとつで、私が購入したということは、それなりに手に入れられる価格だったのだろう。もちろん、シマノ製のサイクリンクよりも前に、ガーミンなどの海外製品もあったわけで、それに手が出なかったのは、やはり価格的な問題があったからだろう。

このサイコンの導入により、私のサイクリングは、心拍数を見ながら「適当に抑えながら」の走りになった。

このサイコンを付けた自転車が2年後に盗難に遭い、振り返ると短い付き合いだった。

次に導入したのは、ボントレガー(TREK系)製の心拍数の出るサイコンだったが、同じ頃に、ガーミンを使い始め、以後ガーミンにはまり込んできた。

ナビゲーション系は、DAKOTA20 で始まり、eTrex Touch35.eTrex32 と続き、サイコン系は、EDGE130から530で利用中。もちろん、その全てで心拍数の記録計測ができる。

そして、ここが本題なのだが、腕時計タイプのGARMIN活動量計として導入した最初のものは、vivofit で、たぶん2018年。たぶん、短期間に合計3台購入したが、外すの忘れてMRIかなんかに入っては壊し、雪山でいつの間にか落とし、といった具合に、「付けているのを忘れるバンド」は、私の中では短命の利用に終わってしまい、結局は現在利用中のinstinct に落ち着いた。スマートウォッチでもあるので、日常使い、あるいはアクティビティでの利用を含めて、この腕時計からは、文字通り離れられないだろう。

今悩んでいるのは、機種更新で「2」を買うか買わないか、というあたりだ。

普段使いでは、特段問題を感じていないが、登山において、高度計測と心拍数の計測の精度に問題が発生し、「まあ、買い替えだよな」としばらく前から思っていたわけだ。

先日の会津駒ヶ岳スキー登山では、心拍数も標高も全く当ての外れた数値を表示し、参考値にもならなかった。普段、あるいはサイクリングではそこそこの精度だが、山に持っていくと問題が起きる。心拍数をみて「40」なんていう数字にびっくりし、「死ぬんじゃないか、オレ?」と、頸動脈を視診で測ったりする始末。心拍数見て自分の活動を管理しているヒトになっていると、これで「異常な数値」を見るのは、ほんとうに「心臓に良くない」のである。この感覚がわかるだろうか。まさか、自分の腕時計の数値を見ながら、「ああ、オレはもう終わりか」なんてことを思うことにはならないだろうが、気温の低い雪山で独りでいると、そういう妄想が意外に現実味を帯びているのだ。もうほんとうに、「心臓に良くない」のである。

そんなこともあり、instinct2への買い替えを検討中なのだが、平常な環境に戻ると、スマートウォッチとしても活動量計としても普通に使えるので、「まあいいか」と思ってしまう私なのである。

山に入った時だけ不調になるの、なんとかして。