楽山舎通信

わたじん8の日記です

パソコンのスライド再生も捨てたもんじゃない

はてなブログには動画ファイルをそのままアップすることはできない。

一旦YouTubeにアップして、その動画を貼り付けるか、フェイスブックに投稿した動画を、htmlでリンクさせるという方法が、とりあえず一般的だろうか。

私は、情報発信のベースはツイッターで、SNSとしては、フェイスブックとインスタグラムもそこそこに使うアカウント持っているが、フェイスブックは友達作らないアカウントで、一日の訪問者(アクセス)は、このブログと同様に、限りなくゼロに近いだろう。

2000年あたりから、主としてジオシティーズニフティ使って自分のホームページを運用し、2004年からはブログに移行して、個人的にはかなりの量の情報発信をしてきたが、一旦全てを消去して、しばらくして再開したのがこのブログであり、フェイスブックである。フェイスブックも、リアルな友達以外に面識のない「友達の友達」あたりまで「友達」として、割と多めの情報発信をしていたアカウントは、「なんか違うな」と気づいた時にアカウントを削除した。それで連絡の途絶えてしまう人もかなりの数に登ったが、その選択は正解だったとおもっている。

新たに作ったアカウントは、フェイスブックでしか情報発信していない組織や人の情報を見るためだったので、自身の投稿を更新するつもりはなかったのだが、ブログよりも簡単に更新でき、ツイッターではできない情報発信を保管し、日記的に記録するという意味で、昨年あたりから普通に更新するようになった。

が、メインはこのブログにしようというのが、昨年・今年の課題であり、誰が見てようと見てまいと、思考を整理し、自分の記録としてオープンにできるものはオープンにしておこうという意図から、そろそろ本気出していく。

パソコンが変わるたびに、古い画像などの情報にたどり着くのは困難になっていく。

整理して、ある程度スライドにまとめておけば、突然この世から消えることになり、葬式の時に流すビデオとしての役目ぐらいにはなるかということで、スライドにまとめたものを、基本的にはフェイスブックにあげて、それをここにも貼っておくことにしようかと思う。

まずは、2019年時点で使っているパソコンに取り込んでいる古い画像のいくつかをまとめてみる。

ここに出てくる写真では、土湯峠で自転車と写っているのが中学3年。ほとんどは高校時代、それに大学2年にはじめて北アルプスに行った時の写真と、二本松に戻ってきてからはじめて剱岳に登った時の写真。

 

 

 

こちらは、iPhoneが勝手にまとめ上げる2018の写真。

どういう仕組でこれが「ベスト」になるのかわからないが、悪くはないので、今年のゲストがこれよりも数段格上になるように、画像の取り扱い方を丁寧にしていこうと思う。

 

 

間違ってFBのページそのものをリンクしてしまったようだ。

まあ、これはこれでいいか。

 

 

 

2019年1月14日 安達太良山スキー登山

穏やかな2連休の二日目は、安達太良山

自宅で遅めの朝食食べて、それほどガシガシ登るつもりでもなく出発。

入山がスキー場なので、昨日の箕輪山とは大違いで、人が大勢いる。

9時半過ぎなどという、自分としてはありえない登山開始の時間なのだが、この時間から登りだす人もけっこういる。登頂を目指さなくても、雪上トレッキングというだけでも、十分に楽しめそうではあるし、それぞれのスタイルがあるので、多様な冬山の楽しみ方ができるというのも、安達太良山の魅力かもしれない。

勢至平にあがるか薬師岳経由にするか、結構悩んだが、天気良いし、とりあえず山頂は踏んでおきたいかもということで夏道で薬師岳経由。スノーシューの二人連れをゲレンデで追い越したが、その後、ヤブに入ってスキーの扱いに苦労しているうちに抜かれた。

登山道以外にスキー入れるの無理で、シートラに変更。積雪量は少なくて、こちら側に滑り降りるのは無理と判断。

表登山道との合流あたりまではツボ足で上がり、そこからスキー。それでも、シートラのほうが完全に早いだろうという感じに、固く歩きやすいトレースができている。

ブッシュ帯から大雪面に変わって、やっとスキー登山の本領発揮で、夏道から外れて山頂までの最短ルートでガシガシ登る。

山頂付近は、20人近くいただろうか。スキーは自分ひとり。

アイゼンつけて山頂を往復する。

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山頂の下あたり

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頂上

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和尚山方面

 

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矢筈森と鉄山

 

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積雪量が少なめの割には、稜線に雪がついている。風の強い日が少ないのだろうか。

しかし、シールつけて行く気にならず、シートラのまま。

滑れそうなポイント見つけて、矢筈の下まで降りたあとで、矢筈森に登り返す。

振子沢は、いい感じに雪がついている。シュプールも3人分くらいは見える。今日はけっこうハードで、シュプールつかずスピードが出る。

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あっという間に峰の辻の下まで降りて、そこからは沢の空き具合を見ながらトラバースしたり慎重にルートを見る。くろがね小屋下の登山道までは滑れそうもなく、トラバースして小屋の上に出て、そこからダウン。

くろがね小屋と勢至平の間も、ツボ足でいい感じにかたまっているので、スキーで楽に下れた。登山者多いので、スローペース。

しかし、森の中はブッシュが全然埋まってないので、馬車道を最後まで滑降。なぜか、よく固まったシュプールができていて、快適に下れた。

 

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2019年1月13日 箕輪山東面スキー登山

2019年1月13日。

この冬は、天気に恵まれている。年末のどか雪のあとに、穏やかな天気の正月休み。

それに続いて、第2日曜日の連休も、あまり記憶にないような好天予報である。こんなチャンスは、近場でも山に入らなければもったいない。ということで、まず一日目は自分の中では定番の、箕輪山東面。

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115号付近の駐車場から見る箕輪山

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入山口

駐車場に車を止めて、入山ポイントまで車道を歩く。登山道や、冬季ルートの紹介もない箕輪の東面に最初にスキーで入ったのは2001年の3月。あれからもうすぐ20年ということになる。毎年必ずというわけでもないが、多い時にはひとシーズンに3度入ることもある。

入山ポイントは、地図を見ながらいろいろ探ってきたが、右手にカラマツの植林を見ながらはいるこのポイントが、わかりやすくて最も効果的。

 

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ブナ林

その気になれば、どこでも登れるのだけど、ルートの選び方が少し違うだけで、10分ぐらいの時間ロスの差は簡単についていく。最短ルートで傾斜がゆるいままで登れるのが理想的だが、最後の詰めが急斜面過ぎて登れないとか、全体的に考えた時には、少し遠回りでも平均的な斜度のルートを選ぶとか、ノウハウはいろいろあるが、場数を踏んでの経験が、「何も考えずに足がそっちに向いていく」山感になっていく。自分は、もう何十年も、基本的にソロなので、全ては自分の判断力の鍛錬の時間である。

 

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雪のコンディションは最高

いつになく、雪の状態は良い。サラサラのパウダーの深雪。

この山に通いだした最初の頃から、登りは尾根筋を使うのが鉄則だったが。下からでもよく見える雪庇のある尾根を使うのを辞めて、沢筋に変更した。もちろん、春先になれば状況によって沢に入るのは辞めるし、その時のコンディションによって変えて行くが、何年も通っていて、雪崩のデブリを見たことはないので、そのリスクはかなり低いのだろう。

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オシラビソの森に上がると別世界

この山の大きな魅力の一つが、オオシラビソの森から広がるダイナミックな大斜面。それは、山スキーフィールドとしては、どこにでもある風景なのだが、安達太良連峰の東面、つまり太平洋側でオオシラビソの森があるのは、ここだけである。奥羽山系の太平洋側では南限、ということになるか。安達太良山の森林は、基本的にはブナ帯からハイマツ帯に切り替わって森林限界に到達するが、ここは吾妻や安達太良の西側のような風景である。雪の付き方も、少し南の安達太良山とは大きく違う。

 

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オシラビソ林を見下ろす

森林限界をこえて大雪面に入る。視界が悪いことが多くて、この先山頂まで行けずに引き返すことも少なくないが、今日は行ける。

雪面はハードパック。シュカブラも見える。

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東面の大斜面

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安達太良山方面

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箕輪山頂

斜面登り終え、のっぺりとした頂稜を風に向かって「山頂とされるポイント」まで行くかどうかは、割と試されるところ。ハイマツ帯の雪付きは非常に悪く、落とし穴が無数にある。それでいて、帰りもシール剥がして滑ってこれる状況でもなく、シールをつけたまま「高いとも思えないポイント」への往復である。ちなみに、地図上の三角点は、登山道のポイントよりも東側にあるが、実際の山頂はその三角点よりも若干西側。

GPSのログで「登頂」を記録する場合には、一般的に「山頂」とされる登山道の分岐点まで行かなければならないが、ここは山頂ではない。まあ、そうしないと無雪期主体の登山で、「登頂」とカウントされないことになるので、登山道のない東面から来ると、実際には山頂ではない場所までわざわざ移動することになる。

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国土地理院地図

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鉄山へのコル

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滑る


頂稜の東端までシールつけたままトレースに忠実に戻り、シールを剥がす。

goproをザックのショルダーベルトに取り付けて、滑降開始。

 

ハードパックながらも、全体的に均一なので、滑りやすい。

これが、新雪の吹き溜まりとハードな斜面がまだらの状態になると、怖くてスピード出せないのだけど。

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ブナ林の中

ブナ林の中のパウダーも、最良の状態で楽しめた。

 

自宅から車で30分で登山開始できるエリアの中では、やはりこのコースが好きである。

どんなに荒れていても、北斜面のブナ林の中だけでも楽しめる。