楽山舎通信

わたじん8の日記です

2023.08.12 BRM812宮城200加美戸沢(ペルセウス)完走

古川へ向かう高速道路は、ところどころで50キロ規制の大雨。台風の影響という訳ではないが、お盆の時期の「あるある」な天気。ペルセウスが見えることはなさそうだ。

エアコンつけっぱなしで寝ていたことによる風邪気味の身体が全快していなかったが、雨予報でも200キロぐらいならば走れるかと、スタート地点に向かっていた。

古川ICを出て、岩出山に向かうと、雨が降っていないどころか、道路も乾いている。スタート地点の体育センターに到着したのは7時半。8時のスタートまで余裕がない。

今回は、自転車がいつものロードバイクCANYONではなくて、GIANTのMTB。重い。ちなみに本体車重は13.8キロ。ロードは本体8.2キロ。

40分すぎからのブリーフィング聞いて車検受けて、さてスタートと思うが、Edge530に入れたはずのルートが出てこない。拡張子を間違えていたかと、すぐに諦めてキューシートで走ることにする。このコースは2度めだし、今年の300・400で重複している道が多い。

人少ないなあと思ったら、エントリー37のうち出走は23。しかも、出走したのは早く走る人が多いのか、スタート直後からすでに前がいない。後ろに数名。

スタートして30分もしないうちから雨が降り出した。予報的には、すぐに止む感じではなかったので、私は途中で自転車止めて雨具着用。そんなことをしているうちに、最終走者確定。そもそもMTBだし、しんがりで良い。

鍋越峠の上りは、峠を登っているという印象が薄かったが、自転車が重いと、やはりちゃんとした峠だった。付け替えてきたサドルの角度が動いてしまい、これがけっこうなストレス。走り慣れた尾花沢を通り過ぎ、馴染みのPC1ローソンへ。

雨はやんでいるが、私は雨具脱げず。汗で濡れたジャージが乾く段階で、風邪が悪化しそうで。

国道47号に出るまで、県道30号。どこでどっちに曲がるか、も大事だが、国道・県道何号線を走っているか、を常に認識しておく事が大事。ナビ(ガーミン)任せで走っていると、「どこを走ってる」の感覚がなくなることがある。そして、ロストしたときに「ここどこ?」と。

たまに、キューシートに書いてある表示と違う番号の道路だったりするが、県道に国道がかぶる場合は、一時的に国道の号数表示が優先されたりもする。まあ、今回の200に関しては、何度か走っている道なので、基本的な間違いはないが、何しろ夜なので注意は必要。

星空が見えたのは、この区間だったか。さすがにペルセウス流星群を確認する余裕などはない。くねくねと上り下りが多い区間だ。

最終グループらしい、6名ほどの集団の一人として、午前1時35分にファミリーマート最上戸沢店着。ここで、MTBレースで知り合いとなっていたM氏に会う。というか、途中で追い抜いてトレイン組んできた人がM氏だった。

ここからゴールまで、いっしょに走ることになった。私はMTBなので、速度出ないのだけど、お互い真夜中のミスコース対策でいっしょに走る。といっても、次のPCの13号線沿いの金山に出てしまえば、そこからの80キロはフラットな13号と迷いようがない47号なので、「13号に出れば終わり」なイメージだった。

午前3時18分。国道13号沿いで「馴染みの」ファミリーマートやまろく金山店着。

この時間帯の国道13号を走れることが、むちゃくちゃ嬉しい。MTBだけど。休日昼間のこのあたりの13号は、自転車にとってはけっこう地獄。東北中央自動車道の未開通区間がこのエリアにあたる。車で鳥海山に出かけるときも、ここだけ一度「下道」に降りるので、だいたいここのコンビニで買い出ししていく。あと2年で開通するらしい。

このPCに、私達2名の他に4名いたろうか。どこかのコンビニで休憩していた2人組を抜いたので、同時間帯に8人ぐらいいることになる。

岩出山のフィニッシュが9時30分なので、とりあえず時間内完走は間違いない。2人で走っているおかげで、眠くならない。コンビニ前に座った地元のお兄さん(酔っている)としばしお話。まあ、こんな夜中にイベントで自転車走らせてますって、普通じゃないよな。これが「ブルベやってます」で普通に一般の人に話が通じるときは来るのだろうか。チャリダーNHKBS1)で「ブルベ」が取り上げられたぐらいでは、マイナーな名称から一気にメジャーになることもなさそうだが、「空前の自転車ブーム」の一翼を担っているとは言えそうだ。

金山から、まるで600のときみたいな追い風に押されているような気分で快調に新庄まで。BRM624の600のときは、この金山の「通過チェック6」で、次の最終PCの制限時間が4分縮まったという説明をスタッフから直接聞きながら、いっしょに走っていたAさんと時間内完走をあきらめたが、13号で思いの外スピードに乗り、最終PCの制限をクリアし、調子に乗ってゴールの米沢まで走ってしまった。ただし、13号で米沢ではなく、最上川沿いの287号で。

夜が明けて気分上昇の中、国道13号から「左右左」で47号に入り(直接は入らない)、このあたりからどんどん明るくなっていく。微妙なアップダウンはありながらも、平均勾配3%ぐらいでまあまあのスピードに乗れる。

PC3からFINまでは80キロあり、途中で一度休憩かなと思いつついくつかのコンビニをスルーし、キューシートに「5:30開店」の案内がある169キロ付近のFMで、私が提案して補給タイム。Mさんロードなので、MTBの私の後ろを走るのは大変だろうと思いつつ、トレインはそのままで。この前後に参加者は見かけなくなった。

県境の「堺田」越えてしばらくしてから下り基調に入り、早朝の空いた道路を豪快に下って鳴子温泉。そのあたりから、時々フラフラと走るタイヤ跡を目にするようになり、少し先に一台走っているのかと予想。鳴子から岩出山までは、基本的には下りながらも、いくつかの「橋・跨線橋」の坂で減速となり、その坂の一つでフラフラと走る先行者に追いつき、路肩の広い場所で声をかけて追い越した。眠くてふらついているようにも見えた。

ゴールまで6キロほどの場所で、あとは後ろを気にせずにペダルを回し続けた。岩出山体育センター前の信号を、真面目に2段階右折で停止していたが、後ろはちぎれていたことにここで気づいた。まあ、3分と違わないはずの場所。

信号待ってフィニッシュすると、続いてほどなくフィニッシュしたのはMさんではなくて、さっき追い抜いたTさん(後で知った)だった。私は、MさんがTさんに着いて走っているものと思っていたが、そうではなかった。まあ、ゴール直前なので、これで良しということでお願いします。

ちなみに、お二方とも70代。私は60代。まだまだやれる、のか?

いやいや、ブルベは身体に良くない影響を与えますよ。400以上走った後の、脳のダメージはけっこう深刻。しかし、ダメージに勝る変化も身体と脳の中ではあるわけで、そのバランスがどうなのか、というところでしょうか。ありふれた老人で長生きするよりは、「ありえない老人」で「ぽっくり」、が理想?かも。まだまだ修行しなければ、たどり着けない境地があるわけです。

人生是修行成。

今年のランドヌール宮城は、鳥海シリーズで過酷な山岳系が続いたので、ナイトランとは言え、この200は久々に快適に走れるコースだったのかも。エントリーの3分の1がDNSでしたが。

さて、次は今年の目標だった1000キロ。

がしかし、このお盆休みを10連休にしているせいで、早くも黄色信号。まあ、いろいろと家庭の事情もあり、休むしかないわけで、仕事の進捗によっては、9月1日にエントリーできない可能性がある。休み明けの1週間を、死ぬ気で頑張ろう。

 

BRM812宮城
1.  岩出山体育センター812スタート前
2. PC1ローソン山形北村山店
3. PC2 FM最上戸沢店
4. FIN 岩出山体育センター
5. コースプロフィール