楽山舎通信

わたじん8の日記です

2023.01.09 猫魔スキー場にて初練習

おそらく、ゲレンデスキーに行くのは、1年ぶり。というか、昨年の1月8日に、西吾妻にバックカントリーで入ってから、記憶のある中ではスキーしていないので、そもそも1年ぶりという話か。

猫魔は、シーズン券買っていた頃に作ったICカードがあり、WEBチケット購入すると、それがICカードに記録され、スキー場に行ったらチケット購入せずに、つまりシーズン券持っている時と同じように、そのままゲレンデに入ってリフトに乗れる。日曜祝日は、駐車場代1000円払うのが、シーズン券とは違うが。

成人の日の月曜日で、連休という割には、スキー場は空いている。行く時間が遅かったせいもあるが、猫魔に上がる圧雪道路にクルマは一台もなく、アクセル全開で登ってみたくなるが、やらなかった。

天気予報的には雪マークで、フードのないリフトに乗っている時の寒さを考慮して、ミドルウエアを厳寒モードにし、万全。家で事前にスキーブーツに足を入れて見なかったが、運転席に座ったままの状態で、割とすんなりと入った。
腕時計のガーミンを、スキーモードの計測にしてゲレンデイン。

最初のリフト乗って見るブナの木が、またなんだか観察欲をそそられる姿で、ヤドリギがやたらと多く、それとは別に、明らかに「熊棚」と思える姿が見えたので、もう一度フォレストコースのリフトに乗って写真撮影。

フォレストの左側の非圧雪斜面が、雪崩の危険からかクローズ。

リフトの中では一番長く、リフトから見るブナ林の景色も何度見ても見飽きないディープコースでせっせと練習。あまり天気が良くないからか、人が少ない。雪質はベスト。

ガーミンが記録した滑走回数は17回。滑走時間は43分。経過時間は、2時間半。リフトに乗っている時間が滑走時間の約2倍強という感じか。一日券の4200円で、たった2時間半しかゲレンデにいないのは、時間券があれば半日とか4時間券のレベルだが、シーズン始めに、なんとなく自分の滑りが認識できれば、そこで満足。あとはバックカントリーに入れる。

それにしても、正月明けの連休で、あのぐらいスカスカの感じでは、猫魔スキー場は、単独だと営業的には持たないのじゃないかと、心配になる。星野リゾートで、アルツ磐梯を含めた体制の中で、赤字でもなんとか維持できているというのが、本音だろうか。

猫魔とアルツを、尾根を徒歩で横断してつなぐプランは、常時オープンでもなく、結局はリフトを掛けて2つのスキー場をつなぐための露払いみたいなものだろうが、果たして実現するのだろうか。

某政治家が、なんとなくその実現を匂わせる内容をSNSにあげていたので、国立公園内の開発という部分の、法的な制約はクリアしていくのだろう。猫魔は、アルツに比べると圧倒的にアクセスが悪いので、アルツにクルマを置いて、ゲレンデから猫魔側に入れるというのは、画期的ではあるが。

バブル時代であれば、こういった「開発」がらみで、一本でもブナの木を切ることがわかると、反対運動みたいなものが起きるのが常だったが、時代が変わって、スキー場は開発から閉鎖の時代になり、こういうちょっとした開発にも反応する自然保護団体もなくなった。

というか、開発の手法が、1980年代のような強引なものがなくなり、自然環境に配慮するのは、企業として当然の責務になっているので、今の時代に昔みたいなことをしていると、どこかの団体からというよりは、SNS上でバッシングを受けることになり、これは組織的な運動よりも一気に拡散し、社会的制裁を加えることになる。

さて私は、あと何年、ゲレンデでスキーができるのだろうか。