楽山舎通信

わたじん8の日記です

2023年1月9日(月)成人の日 

フェイスブックに書いたのが意外に長くなったのでブログに保存)

202319日(月)成人の日

起床は458分。昨夜、日曜の夜はNHKのテレビ三昧。

ダーウィンが来たでウサギの特集。ノウサギを見つけることが難しい・・・いや、そういう認識はなかった。山林の伐採で、ノウサギは増える。それを起点として、捕食関係で上位の動物が増え、結果的に生態系が豊かに回復するという話。

山スキーやっていると、真っ白いノウサギが、深い雪の上を駆け抜けていくのをよく見るが、これを写真に収められたことは一度もない。カモシカは、遭遇してから相手が逃げるまでに間があって写真撮影向きだが、音もなく雪上を駆け抜けるノウサギの姿をカメラで捉えるのは、ほんとに難しい。

大河ドラマは、第1話は必ず見るが、「どうする家康」は見続けるだろう。この時間は、日曜美術館とかぶるので、午後6時からBSでの放送を見るか、日美の朝の放送を録画ということになる。

第一話から、「不甲斐ない武将」として描かれていて、戦国時代の武将でありながら、戦嫌い故に、穏やかな世の中に導いていくという生涯は、やはり魅力的だ。

915分からの、「超進化論」は3回目で、対象は「微生物」。

人類を生み出す元になったのも微生物で、全ては微生物との共生によってバランスを保つ、みたいな内容だった。

番組の最後の方で、病原菌となる微生物に話が移りかけたが、これは次回以降ということか。「微生物」が、はたしてその総体として「意思」を持っているのかという話は、ちょっと疑問だが、結局は、微生物が、生物としてより住みやすい環境を求めて移動し、増殖していくわけだから、例えばcovid-19のような、人類にとってはパンデミックの元となるウイルスのようなものは、人類と共生進化するというよりは、ある意味では、増えすぎて力を持ちすぎた人類を、ある程度淘汰させて、ある意味で「適正な」地球環境に戻していくために貢献していると、捉えられなくもないが、これを地上波のNHKスペシャルで放送するのは無理だろうな。

BS1スペシャルでは、同じようなテーマでもっと深い話が展開しているようだが。

昨日の3時過ぎに、環境保護団体のグリーンピースから電話が来て、20分くらい話していた。

平たく言えば、月々の支援金額をあと500円上げて、2000円にしてもらえないかという話だったが、さすがに年間24千円をグリーンピースに寄付するのは難しく、現状維持になった。

グリーンピースのサポーターでありながら、私は原発推進派であると、電話の相手に訴えた。ロシアによるウクライナ侵攻で、世界のエネルギー事情は大きく変わり、ヨーロッパの安全保障の根幹は、エネルギーをいかに確保するかという話にもなっている。

結局、地政学リスクで考えれば、よそから化石燃料を輸入するよりは、原子力発電で自国内でエネルギーを賄える道は、閉ざさない方が良い。そして、温暖化と気候変動による被害の増大を考えると、今すぐにでも石炭石油火力発電を止めるべきで、急場しのぎではあっても、使える原子力発電は使うべき、というのが私の考えで、それを訴えると、グリーンピースのオペレーターは、支援金額の増額の話を下げた。

考え方の異なるサポーター、仲間を排除せずに、多様性を認識しながら、ある程度の「幅」を持ちつつ組織を運営することが大事で、まるで一神教のように、他者の異なる意見を一切受け付けないような排他的な組織になると、サポーターは増やせないし、環境保護団体としての過激化の道を防ぐこともできなくなる。

ある程度の議論の幅を持ち、50100年先の未来の話ばかりでなくて、この12年くらいの近未来の世界の動きも、頭にいれるべきだ。

 

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