楽山舎通信

わたじん8の日記です

2022年5月29日(日)磐梯吾妻スカイラインヒルクライムレース参戦(土湯)

昨年に引き続き、スカイランのヒルクライムレースに参加してきた。

昨年は、高湯側からと土湯側からの2ステージにエントリーしたが、今年は土湯側のみ。昨日、土曜日の高湯ステージは、開催が危ぶまれるほどの爆風の中での開催だったようで、二本松の平地でも「この風はやばいだろ」と思われる強風が吹いていたので、察するに余りある。

ちなみに、5月25日には、二本松で竜巻が発生し、クルマが吹き飛ばされるなどの被害が出た。とにかく、大気の状態が不安定で、晴れているからと言って安心できない日々が続いた。

土湯ステージの今日、日曜日は、朝から快晴で、昨日と違って強風が吹いているわけでもない。これは最高の天気だ。と一瞬で思った朝だった。

昨年とスタート地点が違っていたのは、会場ではじめて知った。今年は道の駅つちゆの裏側の駐車場から。この選択は正解だと思う。距離にすれば、4.8キロほど短くなった。というか、道の駅つちゆからだと、気分的にはずいぶん短い感じになる。

参加者が、昨年よりもだいぶ少ないと感じたのは、スタート地点の空間に余裕があったからだろうか。いや、実際少ないのだろう。

今回は、スタートから一端下って上りで、ここで飛ばしすぎてその後すぐに失速してしまった。心拍数が170近くまで上がっていて、これを一端下げようとしてペースを落としていたが、結局166あたりから下がらずに、ずっとそのまま。踏めば踏めるけど、スカイラインに入って終盤の足攣りを避けたくて、ペース控えめ。

ちなみに、レベルの違う走りの方々に、序盤で大量に抜かれて(50代はスタート時間が早め)、なんとなく、後ろには何人いるんだろう、的な静かな戦い。ファンライドじゃないんだけど、ファンライドみたいな走り。

走りながら考えていたのは、ある原稿のタイトルで、突如降ってきた「ファイティングスピリット」。ここ最近の競技と言える競技は、昨年今年のスカイラインヒルクライムだけなのだけど、なぜか「ファイティングスピリット」が降ってきた。

順位を上げるというよりは、自分自身との戦いなのだけど、その闘志は、やはり一人で走っている時とは全く違う。人と競い合うということは、お互いの可能性を引き上げるということなのだけど、自転車にとても登山にしても、常に「ソロ」であることを尊しとしてきた自分には、やはりこういった機会が必要なんだなと思いつつ、ペダルを回していた。

1620mの最高地点を過ぎて、別に全開にすることもないのだけど、上りが終わって平地から下り基調ということもあり、これ以上漕げないというスピードでゴールした。記録は1時間29分だった。29分か30分かの差が、最後のダッシュだったかも。

50代のレースは、これが最後になるだろう。今年は、母の一周忌が済んでから、徐々に本格的な登山に戻っていきたいと思っている。

浄土平